「借方=権利」と「貸方=義務」
少し古い話だが、第35代アメリカ合衆国大統領のケネディ氏は、「国民(あなたたち)が国に何をしてもらうかではなく、国民(あなたたち)が、国に何をできるかを問え」といった意味の演説をされたことがある。 これは、民主主義の基本である国民の権利と義務という当たり前のことを述べたに過ぎないのだが、この権利と義 [...]
過酷な相続税
バブル盛んなりし頃、地価の高騰により土地をたくさん所有している会社では、その会社の株式の評価が恐ろしく上昇した。そのため、相続が起こった時に、その財産評価額が著しく高くなり、相続税が払えない相続人がたくさん出現した。最近もあの頃ほどではないにしろ、ミニバブルが生じており、さらに相続税の対象範囲が広げ [...]
節税と脱税の間? 課税の繰り延べ作戦
法人に、土地の譲渡などで一時的に多額な利益が実現した場合、この利益を将来に繰り延べ、将来の退職金や給与の手当てとして、企業内に留保できれば、これほど好都合なことはない。 法人税法では過去の税金を取り戻せる方法は繰り戻し還付という方法しかなく、これも前年度の法人税に対する還付のみで、カードは翌年度1回 [...]
節税と脱税の間? 繰越欠損金の利用
繰越欠損金をうまく使って節税をしたいとは誰しもが思いつく手法である。特に黒字会社が赤字の会社の繰越欠損金を使うために合併するというのは昔から考えられてきた。組織再編成税制では合併について100%子会社の吸収合併を認めているので、欠損金を合併法人に引き継ぐことができるように見える。しかし、その条件はか [...]
節税と脱税の間? 偽装は脱税
一般の人にとって、「節税と脱税の違い」は意外と見分けがつきにくいように見える。 今朝こんなニュースが流れた。 大阪の資産家らが相続財産を社会福祉法人に寄付したように偽装し、約5億円を脱税したとされる事件で、脱税をした本人ならびに脱税を指南した税理士が容疑が固まりしだい逮捕される模様である。 偶然にも [...]