相続税評価額について、書画、骨董はどう評価されるか?
1 本人が思っているほど価値はない わたしも若いころ(40代のころ)は、絵画が好きでよく買った。気に入った画家の個展が開かれるとよく見に行き、画商に薦められて高い絵を買ったこともある。好きな絵を事務所や自宅に飾るのは気持ちの良いものだ。とくにわたしは海の絵が大好きで、大空と海、波間に浮かぶ船などを観 [...]
1 本人が思っているほど価値はない わたしも若いころ(40代のころ)は、絵画が好きでよく買った。気に入った画家の個展が開かれるとよく見に行き、画商に薦められて高い絵を買ったこともある。好きな絵を事務所や自宅に飾るのは気持ちの良いものだ。とくにわたしは海の絵が大好きで、大空と海、波間に浮かぶ船などを観 [...]
法制審議会は、1月16日、民法(相続関係)等の改正試案を取りまとめ、通常国会に提出される。 主なポイントは以下の通りである。 1 配偶者の居住権を保護するための方策 配偶者は、被相続人の財産に属した建物に相続開始時に居住している場合において、配偶者居住権が遺贈の目的とされたときなどは、その居住してい [...]
1 家なき子特例とは(租税特別措置法69条の4二 ロ) いわゆる家なき子特例とは、同居親族が転勤などによって、相続開始時に別居中になっている場合、同居親族の特例が使えない人のための救済策として講じられた規定です。 2 5つの条件 被相続人に配偶者がいないこと 被相続人に相続開始の直前においてその被相 [...]
1 概要 高齢化社会になり、お年寄りが長年住んだ自宅から老人ホームに移り住むケースが増えてきた。こういった場合に、従来、居住の用に供していた土地、家屋につき、小規模宅地等の特例が受けられないのは、少し酷である。 そこで、一定条件を満たせば、被相続人の居住の用に供されなくなる直前まで、被相続人の居住の [...]
1 平成25年改正 平成25年までの相続では、被相続人の土地の上に一棟の建物を建て、父親(妻と同居と仮定)と子(相続人)の二世帯で居住するいわゆる二世帯住宅については、内部で行き来ができる構造でないと、同居とはみなされなかったが、平成25年の改正によって、外階段型の二世帯住宅でも、同居とみなされ、小 [...]
貸付事業用宅地等の要件 相続開始の直前において被相続人等の貸付事業の用に供されていた宅地等で、次表の区分に応じ、それぞれに掲げる要件の全てに該当する被相続人の親族が、相続又は遺贈により取得したものを言います。 国税庁HPより 区分 特例の適用要件 ? 被相続人の貸付事業の用に供されていた宅地等 事業 [...]
1 特定居住用住宅地等の要件 相続開始の直前において被相続人等の居住用の用に供されていた宅地等で、次の区分に応じ、それぞれに掲げる要件に該当する被相続人の親族が、相続または遺贈により取得したものをいう。 国税庁HPより 区分 特例の適用要件 取得者 取得者等ごとの要件 被相続人の居住の用に供されてい [...]
1 特定事業用宅地等の要件 相続開始の直前において被相続等の事業(貸付事業を除く)の用に、供されていた宅地等で、次の表の区分に応じ、それぞれに上げる要件の全てに該当する被相続人の親族が、相続又は遺贈により取得したものをいう。 国税庁HPより 区分 特例の適用要件 被相続人の事業の用に供されていた宅地 [...]
1. 相続の開始のあった日が「平成27年1月1日以後」の場合 国税庁HPより 相続開始の直前における宅地等の利用区分 要件 限度面積 減額される割合 被相続人等の事業の用に供されていた宅地等 貸付事業以外の事業用の宅地等 ? 特定事業用宅地等に該当する宅地等 400? 80% 貸付事業用の宅地等 [...]
1 特例の趣旨 被相続人から相続した財産のうち宅地の中には、相続人にとって生活の基盤となっている(居住用や事業用として利用されているなど)ものが存在し、これらにつき、たとえば相続税の納税資金のために換金処分しようとすれば、相続人の生活の基盤を失うことになりかねない。こういった納税者の制約を斟酌(しん [...]