みなさま初めまして。MAS税理士法人の島村修平と申します。

確定申告時期も終え、増井と共に私もブログをどしどし更新していきたいと思います。

さて、唐突ですが弊法人の業務の一つとして、「連結納税導入支援業務」というメニューがございます。あまり耳なじみのない言葉かもしれませんが、現在国内大手企業の多くはこの連結納税制度を採用しております。また、実は国内大手のみならず、中小法人でも連結納税を採用されている、もしくは採用を検討されている企業は非常に多くいらっしゃいます(平成28年6月30日時点の連結法人数13,675件(国税庁公表資料))。

連結納税って名前からしても難しそう・・・と思われるかもしれません。確かに実際難しい論点も多く、実務家を、時には専門家をも悩ませるものです。

では、なぜそのような難しい連結納税制度を、各企業は採用しているのでしょうか?

理由は単純明快、「節税できるから」です。

では、どのように節税できるのでしょうか?単純な例で説明したいと思います。

A社とA社の100%国内子会社であるB社があり、A社が+1億円、B社が▲1億円の所得又は欠損を出しているとしましょう。連結納税制度を採用していないと、A社は1億円に対して法人税が発生します(仮に税率25%とすると2,500万円)。
しかしながら、連結納税を採用するとA社のプラスとB社のマイナスは相殺され、A社が納める法人税は、何と0円になります。
この例の場合、連結納税を採用することにより2,500万円というキャッシュを節約することができ、その資金を設備投資や新たな事業展開、試験研究もしくは配当などにも回すことができます。

単純な例でしたが、いかがでしょうか。素敵な制度と思いませんか?

ただ・・・・・ここからが今回の本題です。

連結納税は節税という非常に大きなメリットを生み出す制度ではありますが、その一方であらゆるデメリットも含んでいます。今後の連載でそのメリットデメリットを少しずつ紹介する予定ですが、その中でも最も知っておくべきポイントは、「連結納税は一旦導入すると、原則として取りやめることができない」という点です。

すなわち、「連結納税はじめました」という旗を掲げた後、思っていたより節税メリットも無く、デメリットのほうが目立つので止めたいと思っても後の祭りです。一定の要件を満たさない限り、連結納税はどこまでも続いてゆくのです。

今回のタイトルの「やめられない止まらない」は、もちろん皆さまご存知のあのスナック菓子の名キャッチコピーです。

実は連結納税も企業にとってそのスナック菓子のように非常に美味しいものです。しかしながら、一旦食べはじめると止まらないという点まで一緒ですので、導入される際は慎重にかつ慎重にシミュレーションを行い、意思決定をすることが最も重要となります。

もちろん難しい論点も多くございますので、「うちが導入すればどうなるのか?」と思われる経営者様をはじめ企業のご担当者様がいらっしゃいましたら、お気軽に弊法人をお訪ねいただけますと幸いです。

メリットデメリットの具体的な話については、本シリーズ連載2回目以降でどしどしお伝えさせていただきます。ブログのリリースなど待っていられない!という方も、お気軽に弊法人にお訪ねください(^^)

それでは、今回はこの辺りで失礼いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

(文責:島村修平)